マスメディアと映像アーカイブ

昨日の山口県光市・母子殺害事件の判決後の本村洋さんの記者会見を日テレニュース24のサイトで視ました。

判決受け、遺族の本村洋さんが会見(動画)
http://www.news24.jp/107813.html

会見のほぼ全てを編集なしに公開しています。

会見の内容は多くの方がニュース等でご存知だと思いますが、編集されていない記者とのやりとりを聞いていると、本村さんの真摯な毅然とした態度、深く考え抜いたそしてこの後も考えていかなくてはいけないという意思が強烈に伝わり、本村さんの苦悩に程遠いが、司法・社会・少年犯罪、とりわけ死刑制度・被害者の裁判への参加制度について、無知で無関心ではいられないという思いにさせられました。そしてこの会見を通じて感じた何かは、広く多くの人に伝わり、必ずや犯罪の抑止につながると思いました。

Yes,Noで解決・判断できない多くの問題が、世の中には存在します。
今回のように、大きく提起された社会問題さえ「喉元すぎれば熱さ忘れる」で、1月後には忘却のかなたに消えてしまっているかもしれない。(チベットと北京オリンピックもしかりですが…)

そんなことを考えていると、インターネットという巨大なハードディスクは、「大事なもの」だと感じてしまいます。たぶんYoutubeが気づかせてくれたのですが…

日テレニュース24のサイトをリンクしたのも、このサイトのニュースアーカイブがNHKはじめ他のテレビ局に比べて、圧倒的に長く保存されているということからです。(2006年7月25日からあります)
全てが残されているわけではなく適度に消去されていますが(例を上げれば株価だとか為替だとかは消されます)量はとにかく最大でしょう。(検索できない欠点はありますが…)

意図しているのか、結果なのかわかりませんが、このニュース映像アーカイブは、もっと使いやすい形で長く存続してほしいと思ってしまいます。特に、ノーカットでアーカイブされているものは、特にそのままにして欲しい。(局・ディレクターの編集が、無意識に「文脈」を変化させている場合があるので素材に「近いもの」を視たいときがあるのです。)

過去の例でいうと、民主党小沢氏の辞任会見その撤回会見福田首相とブッシュ大統領の会見などなど

首相の会見や共同声明の会見など、全編ノーカットで置いてもらえるとそれに越したことはない。活字で残っているだけではなく、映像で残る意味は場の空気感や表情の部分で別の何かのあらわしていることが多い…

放送は消えてなくなるもの… その常識が変わることに、局としては不安もあると思いますが、利権批判でテレビ局が矢面にたっている今こそ、Youtube時代のテレビ局のあり方をみつけるヒントだと思うのですけどね。

本来なら、NHKがやるべきだと思いますが… 他の民放でできるかもしれませんが、外部プロダクションが仕切るニュース番組制作体制では結局無理かな…

ほんとうは、別の新しい企業が専用サービスにするのもありでしょうけど、記者クラブ問題や、資金・体制が必要だから現時点では無理でしょうね…
新聞社もやれば簡単にできるはずですが…

編集して、パッケージする番組や記事も忙しい私たちには重要ですが、生に近い素材(ノーカット)にアクセスできる日テレニュース24の動画をみると、その編集された文脈ではわからないメッセージの伝達=時間に左右されないネット時代の報道の形を感じてしまうのです。

ここまで書いてきて、本村さんの話が薄まってしまったのですが、彼の言葉で、「まっとうに生きていかなければならない」という自身にかせた責任の重さを、少しでも軽くしてあげられることは何かないのかと、考えてしまいます。彼の友人や支援されている方々に頼むしかないのですが…


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